年 | ICO 複合価格 |
コロンビア マイルド (アラビカ) |
その他の マイルド (アラビカ) |
ブラジル ナチュラル (アラビカ) |
ロブスタ |
1990 | 71.53 | 96.53 | 89.46 | 82.97 | 53.60 |
1991 | 66.80 | 89.76 | 84.98 | 72.91 | 48.62 |
1992 | 53.35 | 67.97 | 64.04 | 56.49 | 42.66 |
1993 | 61.63 | 75.79 | 70.76 | 66.58 | 52.50 |
1994 | 134.45 | 157.27 | 150.04 | 143.24 | 118.87 |
1995 | 138.42 | 158.33 | 151.15 | 145.95 | 125.68 |
1996 | 102.07 | 131.23 | 122.21 | 119.77 | 81.92 |
1997 | 133.91 | 198.92 | 189.06 | 166.80 | 78.75 |
1998 | 108.95 | 142.83 | 135.23 | 121.81 | 82.67 |
1999 | 85.71 | 116.45 | 103.90 | 88.84 | 67.53 |
2000 | 64.24 | 102.60 | 87.07 | 79.86 | 41.41 |
2001 | 45.59 | 72.05 | 62.28 | 50.70 | 27.54 |
2002 | 47.74 | 64.90 | 61.52 | 45.23 | 30.01 |
2003 | 51.90 | 65.33 | 64.20 | 50.31 | 36.95 |
2004 | 62.15 | 81.44 | 80.47 | 68.97 | 35.99 |
2005 | 89.36 | 115.73 | 114.86 | 102.29 | 50.55 |
2006 | 95.75 | 116.80 | 114.40 | 103.92 | 67.55 |
2007 | 107.68 | 125.57 | 123.55 | 111.79 | 86.60 |
2008 | 124.25 | 144.32 | 139.78 | 126.59 | 105.28 |
2009 | 115.67 | 177.43 | 143.84 | 115.33 | 74.58 |
2010 | 147.24 | 225.46 | 195.96 | 153.68 | 78.74 |
2011 | 210.39 | 283.84 | 271.07 | 247.62 | 109.21 |
2012 | 156.34 | 202.08 | 186.47 | 174.97 | 102.82 |
※単位:USセント/ポンド
コーヒーの取引価格は、アラビカ種はニューヨーク市場、ロブスタ種はロンドン市場で成立した価格が、国際的な指標として扱われます。
コーヒーの価格は、不作で供給不足になれば高騰します。最近では2011年価格高騰が記憶に新しく、価格高騰の理由は、異常気象、FRBの金融緩和、消費増の3つだといわれています。
コーヒーは、寒暖の差が大きく、標高が高いところの方が高品質になります。また雨量も適切でなければならない、デリケートな植物です。そのために、異常気象の年は不作になりやすく、価格高騰の要因になります。
また、コーヒー豆は、先物商品として広く流通しているために、投機の対象になりやすく、価格が乱高下することがあります。つまり、コーヒーの価格が上がりそうだなと思ったら、こぞって投資家・投機家がコーヒーを買いあさり、それによって価格が高騰するのです。こうした投資家や投機家の思惑によって、現実の需給とはかけ離れたところで、価格が形成されることはよくあります。
さらに、コーヒーの消費量が増えることによって、供給が間に合わなくなり、価格が高騰します。新興国では、経済の発展に伴い、消費が増大するため、コーヒーにも影響が出るようになります。また、コーヒーの生産国が、輸出では儲からないので、国内消費に力をいれることも、価格高騰の一因になります。
コーヒーの価格が高騰すると、それに目を付けた生産者が、資金を集めてコーヒー栽培に力を入れ始めます。すると生産量が増えるので、コーヒーを収穫して市場に売り出すときには、供給過多になり、価格が暴落することになります。
また、価格高騰の理由でも述べましたが、投資家・投機家の思惑によって価格が形成されている面もあります。ですから、価格が上がりきったと思った時点で、今度は一斉に売りに出されるようになり、それが暴落の原因にもなります。
コーヒーの相場は、このような高騰と暴落を繰り返しながら形成されています。
コーヒーの価格が高騰すると、日本国内の喫茶店でもコーヒーの価格を上げるか、高騰している豆を買い付けないようになります。ですから、おいしいコーヒーを喫茶店で飲もうと思っても、高かったり飲めなかったりする可能性も出てくるのです。