バリスタとは、元はイタリア語でバーテンダーやバールの経営者を意味していました。近年では、エスプレッソを淹れる人のことを意味するようになってきていますが、これは狭義の意味で、実際にはエスプレッソを淹れるだけのバリスタというのは殆どおらず、エスプレッソに限らずコーヒーを淹れる人のことを指します。また、コーヒーを淹れるだけでは職業として成り立たないということもあり、店舗経営を行っていたり、インストラクター業務を行っていることも多くあります。また、「コーヒーを淹れる人」という意味でのバリスタであっても、おいしいコーヒーを淹れるだけではなく、お客様への配慮(好みや体調に合わせたサービス)も含めた接客のプロフェッショナルである必要もあります。
本場イタリアにおいては、バールでコーヒーを淹れる職業とされています。また、コーヒーだけでなく、アルコールなどのバールにおけるメニュー全般を扱う人のことを、バールマンということもあります。