シナモンローストとは、コーヒー豆の焙煎度合を示す名称で、浅煎りに属する焙煎度です。コーヒー豆の色がシナモン色になることから、シナモンローストと呼ばれます。
シナモンローストにしたコーヒーは、酸味が強く、苦みやコクが柔らかくなります。品質がよいコーヒー豆だと、酸味に切れがでてきます。アメリカンコーヒーなどの、軽い味わいのコーヒーに向いていると言われますが、シナモンローストの焙煎度合で飲用にするのに向いている豆が少なく、一般的とは言えません。
豆の天然の風味を失わないため、テイスティング時に使われます。また、健康面で考えると、コーヒーポリフェノールの分解が少なくて済むので、コーヒー豆の持つ成分の恩恵を受けやすくなると考えられています。