シティローストとは、コーヒー豆を焙煎するときの度合いの呼び方で、深煎りに属します。
シティローストという焙煎度は、酸味と苦みのバランスがよく両者のよさを引き出すことができるため、標準的な煎り方として、日本や北欧で親しまれています(苦みの方が若干強い場合もあります)。
コーヒー豆を焙煎するときには、焙煎度合をハゼという単位で表すことがあります。シティローストの焙煎度合は2ハゼです。2ハゼとは、ピチピチという音がする状態です。この状態は、コーヒー豆が鮮やかなコーヒーブラウンで豆の表面に若干豆の脂肪分が浮き出すこともあります。主にレギュラーコーヒーを淹れるのに適しています。
なお、シティーローストの「シティー」の語源は、ニューヨークシティーです。ニューヨークにおいて、一般的な焙煎度合である、という意味です。