コーヒーインストラクターとは、全日本コーヒー商工組合連合会による、コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上及び、消費者が評価するコーヒーの生産と消費の促進・振興を目的とした資格です。2003年秋に、日本で初めての資格制度を立ち上げ、2006年春からは業界や所属企業を問わず、一般消費者も含めてすべての人が受講し受験できるようになりました。
コーヒーインストラクターは、2級、1級があります。
2級は、基礎的なコーヒーの知識と鑑定技術を身に着けます。コーヒーを飲むだけでなく、詳しく学習したい人向けの資格で、対面販売を行う人に求められる知識を中心に学習を行います。検定は春と秋の年2回あります。講習会の受講料は22,000円、検定受験料は、5,000円です。
1級は、2級よりも高度で専門的な知識と鑑定技術に踏み込みます。コーヒーの製造業者などのプロに求められる知識を習得します。コーヒーインストラクター1級は、2級の資格を持ち、かつ取得後1年を経過した人のみが受験できます。検定は年1回で夏に行われます。講習会の受講料は37,000円、検定受験料は10,000円です。
検定は札幌、仙台、東京、神戸、名古屋、広島、九州、沖縄で行われ、その年により変更があることもあります。
コーヒーインストラクターの合格率は、1級が24.2%、2級が78.1%です(2008年度)。