ICOとは、International Coffee Organizationの略で、「国際コーヒー機関」又は「国際コーヒー機構」と訳されます。
ICOは、ICA(国際コーヒー協定)の運営を管理する機構です。
コーヒーの価格は、1950年から始まったコーヒー需要の上昇が、やがて過剰供給に陥り、価格の大幅下落を招きました。生産国は外貨収入にダメージを負い、経済的、政治的に深刻な問題となりました。この問題を解決すべく、輸出協定を結びましたが、生産国だけの努力では事態の収束に至りませんでした。それを受けて、国連が国際的な商品協定として、輸出割当制度を遣唐使、1962年に国際コーヒー協定を成立させました。
ICOは1963年に設立され、本部はイギリスのロンドンにあります。
ICOへの加盟国は、輸出国45、輸入国31及びECの、76か国です。日本は、1964年に1962年の協定を受諾し、開発途上国の支援や、価格及び供給の安定のために、協定に参加しています。