コナとは、アメリカ合衆国ハワイ州のハワイ島西部地域のことです。ハワイ島のコーヒーベルトにあたるフアラライ山及びマウナロア山付近では、コナコーヒーの生産が行われています。この地域には、ハワイ島第2の都市、カイルア・コナがあります。
コナコーヒーは、この一帯で栽培されているコーヒーの総称です。さっぱりとした酸味が特徴で、ブレンドに用いると良質な酸味を加えられます。ブルーマウンテンに次ぐ高価な豆としても知られていますが、希少価値というよりも生産コストが高いためと言われています。高価な豆であるため多くはブレンドされて販売されています。ハワイ州の法律で、コーヒー豆が製品内容量に対し10%以上であれば、コナの名称を使用することができるので、購入する場合には、コナが何%含まれているかを確認したほうがいいでしょう。
コナコーヒーは、19世紀後半に日本人の移民がハワイにわたり、コーヒー農場を始めたのが元と言われています。20世紀初頭は、コナコーヒーのほとんどは日系人によって栽培されていました。