ラテアートとは、エスプレッソなどの表面に牛乳などを使ってデザインされた図柄のことをいい、コーヒーアートなどとも呼ばれます。
ラテアートの作り方には、ミルクピッチャーから流れる牛乳の流れを巧みに操作して図柄にする「フリーポア」という方法と、牛乳を注いだ後に温度計や型、パウダーなどの他の用具を使ってデザインする「エッチング」という方法があります。
フリーポアによるラテアートは、後から手を加えないため、最初のエスプレッソの抽出の色味も重要になります。特に重要なことは、フォームドミルクをつくることです。牛乳は気泡を細かくしたマイクロフォームにしなければなりません。泡がきめ細かく均一でなければ、きれいなラテアートは描くことができません。
また、コーヒーにフォームドミルクを注ぐときの角度にも注意します。角度が垂直に近ければそれだけコーヒーの下に沈みやすくなってしまうため、なるべく浅い角度でコーヒーの表面上に浮かせるようにします。さらに注ぎいれる速度も比較的速めの方が底に沈みにくくなります。
ラテアートを習得するには、フォームドミルクの作り方から注ぎ方など、練習を重ねなければなりません。そこで、練習の際には牛乳1に水3の割合の薄めた牛乳を使うこともあります。