HOME珈琲コーヒー用語集に日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)
一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会は、Specialty Coffee Association of Japanを略してSCAJと表記します。
SCAJは、日本においてスペシャルティコーヒーの認識を高め、理解を深めるために、栽培などの技術や知識の普及と啓蒙を図り、消費の増大を目的としています。世界的なスペシャルティコーヒーの地位の向上と、それに伴う、コーヒーの生産国の環境や生産者の生活レベルの向上を活動の基本構想としています。
SCAJは、1987年に、全日本グルメコーヒー協会として発足し、1999年に催された世界スペシャリティーコーヒー会議(日本大会)をきっかけに、日本スペシャリティーコーヒー協会に名称を変更しました。その後、2003年に、日本スペシャリティコーヒー協会(SCAJ)として、新規に設立されました。
SCAJは、生産国から消費国に至るまでの、コーヒー産業の永続的発展に寄与するために、サステナビリティとトレーサビリティを重要視しています。サステナビリティとは、コーヒー産業が持続的に供給し続け発展していく可能性を持っていることです。トレーサビリティとは、追跡可能性のことを意味し、生産から物流、販売(または廃棄)に至る流通経路において、どのような経路を経ているか追跡が可能な状態のことを指します。
SCAJの活動として、スペシャルティコーヒーの調査研究活動を行い、日本市場においての普及と啓蒙のための評価基準の導入、そのためのセミナー活動や教育、認定制度の導入、研修を行っています。また、世界各国のスペシャルティコーヒー関連団体との情報交換や連携を図っています。
現状では、生豆の評価基準としては、生産国の規格を採用し、欠点豆はSCAAの基準を採用しています。