HOME珈琲コーヒー用語集わワールドバリスタチャンピオンシップ
ワールドバリスタチャンピオンシップとは、世界各国から集められたバリスタが、コーヒーに関する知識や技術を競い合う大会のことです。
ワールドバリスタチャンピオンシップは、2000年から毎年開催されており、2007年大会は日本で開催されました。
世界大会の前に、各国で代表を決める予選が行われます。日本ではジャパンバリスタチャンピオンシップという国内予選大会が2002年から開かれています。こういった予選大会で6名の決勝進出者を選出します。
ワールドバリスタチャンピオンシップでは、各選手は持ち時間45分で、その技術と知識を披露し、競います。持ち時間の45分は、準備に15分、競技に15分、片づけに15分が割り当てられています。
競技では、エスプレッソ、カプチーノ、シグニチャービバレッジの3種類のコーヒーを淹れます。シグニチャービバレッジとは、自由課題のコーヒーのことで、選手の個性を発揮することができます。なお、自由課題とはいえ、アルコールを使うことは禁止されています。競技は審査員4名に1杯ずつコーヒーを淹れなければなりません。つまり、15分以内に3種類のコーヒーを4杯ずつ淹れなければならない、ということになります。もし、制限時間の15分を超えてしまったとしても、16分以内であれば、ペナルティーを科せられるにとどめられます。ただし、16分を超えてしまうと失格になります。審査には、コーヒーの風味だけでなく、衛生面や整理整頓などの清潔感や見た目、無駄のない動作なども加味されます。
ワールドバリスタチャンピオンシップでは、見た目に楽しめる技を披露する選手もおり、ここで話題になった技や風味から、コーヒーのトレンドが生まれることもあり得ます。